板倉:私は、プロの選手を引退した後は、色々なジムや、自分で立ち上げた社会人向けのスポーツ交流イベント「大人の部活」で、たくさんの方を指導してきました。
また、個人向けの食事と運動を組み合わせた健康指導サービスで300人以上に健康 習慣やトレーニングを指導してきた実績があり、そのなかで、体質や生活習慣が十人十色であると分かったので、どんな人にどのように指導を行っていくべきか柔軟に対応できます。
もちろん、企業向けに行う場合は個人向けで行っていたように、一人ひとりに合わせた個別指導をすることは難しいです。ただ、価値観や向き不向きは人それぞれということを知っていますので、正解を押し付けるような指導はしません。
楽しく健康を意識させるのが得意なので、その経験・知識を活かせることが、私自身、ひいてはうぇるなすの強みになると思います。
笠井:板倉は、元キックボクシングチャンピオンという肩書きから、ハードなトレーニングを強要される、厳しく指導されるというイメージを持たれることが多いんですよ。だからそういうときには、「オラオラ感ゼロで、運動初心者や運動が苦手な女性にも超やさしいですよ」ってフォローしてます(笑)。
お客様の会社の従業員と一緒にマラソン大会に参加したり山登りをしたり、スポーツを通じて仲良くなって、ビジネス上だけに留まらない関係を築いてくれるのもすごいなと思います。
また、板倉は、健康経営に取り組む企業を支援する上位資格であるエキスパートアドバイザーの資格を持っていますが、私から見ても非常に丁寧で、企業の担当者様に寄り添ったサポートをしていると思います。
板倉:人事など企業の担当者様は多忙ですから、できるだけ負担を軽くできるように、ちょっとした質問などもいつでもお答えするなど、丁寧なサポートを意識しています。
笠井:私はさっきもお話したように、もともとがん治療技術を開発する企業に16年間いて、前半の8年間は人事担当、後半8年はがん患者さんやご家族向けの情報支援を担当していました。
人事担当としては衛生委員会や従業員の健康管理、福利厚生を管掌していましたし、患者さんへの情報支援を担当していたときは、全国のがん治療専門医の先生方とお仕事をさせていただき、最新の治療情報や療養についての情報を学びました。患者さんやご家族に情報を分かりやすく伝えるために、WEBメディアを立ち上げて運営したり、セミナーを開催したりしていました。
そんな中で自分が患者側の立場になって、また、がん患者さんとお話をさせていただく機会が増えたことで、当事者にならないとわからない悩みや生活の不便さなど、患者やその家族がどのようなことで悩まれているのかを改めて知ったんです。そうしたら、みんな情報にとても困っていることが分かりました。